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アイデアって

Burmoniscusの解剖を終え、早速、DNA抽出を始める。一度に36サンプルしか処理できないので、とりあえず、MAXの36サンプルを処理。

サンプル処理の合間に、締切間近の書類を書いたり、締切が過ぎた、、、書類を書いたり、さらに、その合間に、アイデアの作り方、という本を読んでみた。

アイデアのつくり方アイデアのつくり方
(1988/04/08)
ジェームス W.ヤング今井 茂雄

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字は大きく、行間も広い。しかも、ページ数も少ない。帯の「60分で読めるけれども一生離さない本」も納得の一冊。

初版は1988年で、2010年時点で60刷という、その分野ではかなり有名な本。今、気づいたけど、著者のヤングは1973年没になっているが、原本のCopyrightは1975年になっている。どうして?

内容は、タイトル通り、アイデアの作り方の本で、著者は、アイデアは突然にポッと生まれるのではなく、ある方法に基づいて能動的に作り出すのだ、と主張している。また、著者は広告業界の人であるが、この方法論は、科学の世界においても同じであると論じている。

まず、納得させられたのが「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」ということ。これを理解すれば、アイデアがポッと生まれるという幻想を捨てられ、「自分はアイデアが浮かばない」とか言わなくなるのだろう。もう少し突っ込むと、重要なことは、事物の関連性を見つけ出すことが大事で、新しい組み合わせがすなわち新しいアイデア、ということ。

さて、アイデアの作り方の過程を整理すると、
1)データ(資料)集め
2)データの理解・咀嚼
3)データの組み合わせ
4)アイデアの誕生(ひらめき)
5)アイデアの具体化
となる。

3)と4)は無意識的な活動なので、私たちは努力できない。もし、本当に才能があるとすれば、ここかも知れない。しかし、著者が指摘するのは、1)と2)の重要性である。1)は、いわゆる勉強のこと。そして、勉強を通して得た情報を様々な角度から問いかけ深く理解することが、アイデアを生み出すのに必須であり、アイデアを生み出せない多くの人は、この2つが足りないと指摘する。

つまり、多様な知識を持ち、それらの関連性を探り続けたとき、新しいアイデアが生まれる。そして、筆者はこう書く「大学の一般的教養科目の実用的な価値に疑問をいだいている広告科の学生諸君はこの辺のことをとくと考えて頂きたい。」。広告科だけでなく、新しいことをしたい、と思って人には共通すること。勉強しない人にアイデアは生まれないか、、、反省。

生態学の分野も、数学、物理や化学の知識を持っている人が、どんどん新しいアイデアを出している事実。もちろんフィールド観察からも新しいアイデアが生まれている。そいう意味では、机上の勉強も野外調査もと、厄介な分野だな。

文章として読むと当たり前だけど、文章にしたことがスゴいね。

他にも、「技術を修得する場合に、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり第二に方法である」も納得させられた。著者は、断片的な知識の羅列は何の役に立たない、と指摘している。研究の仕方を覚えなければ、知識があっても研究はできないということと同じだろう。でも、ナカナカ身に付かないんだけど。私も、大学院のときに、投稿論文を書くようになって少しずつ理解できるようになったのが現状。まっ、そのための大学院なんだけど。

しかし、研究の仕方、を学校教育風に言うと、「科学的なものの見方」ということになり、実は、学校教育の理科では、学校の先生は生徒に「科学的なものの見方」を教えなければならない。それを学ぶ唯一のチャンスが卒業研究なわけで、個人的には、卒業研究は極めて重要な機会だと思う訳だが、、、大学全体では卒業研究軽視、現場重視の風潮が、、、。「原理と方法」を身につけないと。

投稿論文をある専門家に読んで頂いた。曖昧にしておいたところを、鋭く指摘された。練り直しが必要。新しいアイデアが、、、。
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