FC2ブログ

最後ですが

朝、守衛さんと話していたら、鳥の遺体を見つけた。メジロか。車道に落ちていたので、このままだときっと轢かれるだろうと思い、いつものように研究室の冷凍庫に保管。まさか、鳥インフルエンザではないだろうな、と思いつつ、素手では触らず、アルコール消毒(無意味か?)もしておく。

メジロ

コシビロ解剖、標本番号650まで無事に終了。封入液(ホイヤー氏液)、本を読み返したら、数日放置、と書いてあった。不純物が堆積すればOKみたい。石垣島サンプルの整理も終了。標本番号700を超えた。解剖はすぐにできそうにないけど。

合間に卒論の指導をする。本学の学生は、大晦日帰省がはやりらしい(n=2)。

今年最後の日、ササラダニの研究者Ritva博士からササラダニ研究者に一斉メール。

フィンランドのレッドリストにササラダニも掲載されましたよ、とのこと。最初みたとき、Finnish(フィンランドの)をFinish(終わり)と勘違いし、絶滅した種のリスト?と思った。

早速、読んでみた。フィンランドから328種のササラダニが報告されているが、このうち211種がLeast Concern(LC)、117種がNot Evaluated(NE)に該当したとのこと。

Least Concern(LC)は、「軽度懸念」と訳されており
、とりあえずは絶滅の心配はないでしょう、ということらしい。Not Evaluated(NE)は、「未評価」と訳され、そのまま、絶滅の危険性を評価できない。Data Deficient(DD)、「情報不足」との違いが良く分からない。

種分類がどんどん変化する分類群で他の動物と同様に絶滅リスクを評価をするのは難しいけど、ササラダニの保全に関して一歩前進ですね、と追記してありました。

ちなみに、日本のレッドデータブックを見てみると、ササラダニは1種、アシュウタマゴダニが情報不足(DD)として記載されている。他のダニでは、トキウモウダニが野生絶滅として掲載されている。名前から推測されるように、絶滅種トキに寄生するダニ。特定の種に寄生するダニは、宿主が絶滅したら絶滅してしまう。

陸生ワラジムシ類では、ホンドワラジムシが絶滅危惧II類として掲載されている。タイプローカリティーの岩手県の龍泉洞からしか知られていなかったが、洞窟の観光化にともない、洞窟の環境が激変し、絶滅の可能性が高くなったそうだ。

土壌動物は、種レベルでみると絶滅の可能性が低いかもしれないが、移動性が低いので、遺伝的分化が著しい種が多いはず。遺伝的多様性の保全を考えると、かなりの集団が保全対象になるかと、、、。そのためにも、論文、論文。
スポンサーサイト



白い

寒い。これだけ寒いと、洗い物が辛い。湯沸かし器か食器洗浄機を買おうか、なんて主婦的な思考回路に落ち入る。

自分の研究に没頭する日々。盆と正月は研究室で過ごすのが良いな。湯沸かし器もあるし。

標本番号560に達したところで、カバーグラスの封入液がなくなった。先日、急遽、作製したが、本によると1週間ほど放置した方がよいとのこと。まだ2日しか経っていないので、今日はとりあえず使用は控えることに。明日、少し試して、どうするか判断する。

とうことで、コシビロ解剖を離れ、卒論の指導を少しばかりして、コシビロの標本データの入力。これがかなり面倒。

佐賀で見つけたタテジマコシビロダンゴムシ(似)。Venezillo属だけど、白っぽいのが特徴。実は、分類学的に厄介な問題が含まれている。

コシ

怠業

体はすでに休みモードか?かなり寝坊した。午前中は、卒論の修正で終わった。

午後から、コシビロ解剖の続き。今日は、佐賀のサンプル。実体顕微鏡レベルだけど、福岡似と熊本似がいるみたい。面白そう。早く、DNA解析をしたい。

約80個体の処理を終え、丁度、標本番号500まで終了。整理済み標本は649瓶(個体ではない)なので、あと約150瓶か。今年中(あと2日)には終わるだろう。

以前、撮影したが、なぜかPCに取り込めなかった動画を他のPCを経由してどうにか取り込んだ。

問題

こちらから観られます。どうもフルハイヴィジョンではないモードで撮影してしまったらしい。大画面にすると見づらいです。しかし、手に潤いがないな。

荒れ模様

冬らしくない風の強い日だった。

大学の購買関係が今日から休み、ということで、しらばらく不便な日々が続く。

とりあえず放置、してきたものを、どうにか年末年始で片付けたい。研究以外は、とりあえず放置、、、。思いつくものを書き出すと、

Burmoniscus論文の修正
DNAデータの登録
整理済みコシビロの解剖
コシビロの整理
応動昆の登録

論文投稿が最優先と分かっているのだが、1月にDNA実験をしたいので、沖縄サンプルの解剖に熱中してしまった。約70個体を終えた。合計で300個体を超えたが、整理済みサンプルだけで合計600個体以上あり、未整理が多分1000個体ぐらいある。整理済みは年末年始で終えられるかな。

面白そうなシンポジウムがあるそうなので、応動昆に参加することにした。九大箱崎だし。せっかくなので、発表もする予定。青色ダンゴムシにするか、サソリモドキにするか悩み中。コシビロは無理。

暗雲

土日は完全に遊んでしまった。

日本で唯一のシロナガスクジラの全身骨格標本。ノルウェーの博物館からの借り物だそうで。

クジラ

巣穴?の前に立ちふさがるペンギン。雪が降ってたけど、ペンギンには丁度良いのだろうか。

ペンギン

久しぶりにコシビロのSEM撮影を行うが、左右で変異があるのでは?と気づいてしまった。ということで、さらに検証すべきことが増えた。来年の土壌動物学会で、沖縄・九州のまとめをしてしまいたいが、どうなることやら。がむしゃら形態観察から、少し作戦を変更した方が良さそう。

有馬記念は、ヴィクトワールピサが優勝。最後に予想が的中。馬券は買わないので、とくに儲けはないが。

カッコいい

クリスマスイブ。ということで、プレゼントをもらってしまった。本来であれば、あげるべきだろうが、、、。

カッコいい。サソリモドキのスタンプ。しかも名前入り。サソリモドキのしなり具合は、威嚇行動を上手く表現していて、そこに名前が入るという絶妙なデザイン。研究室のロゴにしてみた。学会発表などで、見かけると思います。

もどき

クリスマスカードもなかなかセンスがあふれる。多分、左上がCubaris属、右上がArmadillidium属(ハナダカダンゴムシ)、左下がVenezillo属で、右下がTylos属、だと思う。全員丸まることのできる、いわゆるダンゴムシ。

カード

実は、このカード、かなり考えさせられる。というのも一見すると、同じように見えるが、実は、系統的にはかなり離れていて、Tylosが最初に進化し、次いで、VenezilloとCubaris、そして、最後にArmadillidiumが進化したと考えられている。専門的にいうと、これらは多系統群と呼ばれ、ワラジムシ類が陸上生活に進化した後、何回も丸まる行動が進化したことを示している。

来年、コシビロの発表をする際に、導入で使っていることだろう、、、。

蹄鉄、、、。

チョコ

チョコでした。名前は、ラッキーチョコホースシュー。蹄鉄ってホースシュー(horseshoe)って言うのか。シューは複数形でシューズのことなので、馬の靴か。本当の馬の場合、蹄(人間の爪)に釘で打ち付ける。でも、やっぱり人間の靴と一緒で、走っている最中に脱げてしまうこともあったりする。

そういえば、日曜日は、有馬記念か。中央競馬のラスト。JCの勝ち馬、ローズキングダムが回避になったのが残念だけど、メンバーは面白そう。ブエナが圧勝するのかが注目だけど、この馬、右回りの成績はやや不安定。3歳と相性の良いレースなので、ヴィクトワールピサに期待。

卒論手伝いのササラダニの同定が終了。これであと1週間、コシビロの研究に集中できる。

1~3月の予算の使い方を教えなさいとのこと。少ない予算を実験の進捗状況によって変更させてやりくりしているのだが。

集団

昨日、ワラジムシ類の集合フェロモンについて書いたが、そもそも、動物には、単独で生活する種と集合で生活する種の両方がいる。

このような性質も自然選択で進化したと考えられている。集団生活の利点は、武田さんが考えているように、蒸発や温度変化を低減できることや、捕食者に狙われたとき、誰かが犠牲になることで、他の個体が逃げられることが挙げられる。私が小学生のとき、国語の授業でスイミーという物語を読んだ。魚の話しで、友達は赤いのに主人公だけ黒くていじけてしまう。でも、天敵に狙われたとき皆で集合して大きな魚の形になるんだけど、唯一黒い魚が眼の模様になる、というもの。今考えると、かなり複雑なコミュニケーションシステムが構築されている、と感心。

一方、集団にも欠点があって(単独の利点)、限りある餌を皆で分割しなければならない。例えば、オカダンゴムシでは、餌の量が少ない場合では、個体数が多いほど成長率が下がることが分かってる(種内競争)。あと、伝染病が蔓延しやすいことも大きな欠点である。アリでは、体についた病原菌を掃除する行動を行う種もいる。

さて、他の地域ではどうか分からないが、先日、九州版では一面で報じられた話題。鹿児島県の出水は、ツル越冬地として有名で、越冬のために1万羽が訪れることもあるが、その集団越冬地で、鳥インフルエンザが発見されたらしい。

ツル


しかも、すでに強毒性H5N1型であることが分かった。伝染病を蔓延させないためには、何よりも病原菌を隔離することが大事で、家畜の場合は、基本的に殺処分する。しかし、今回は野生種、しかも、感染したマナヅルは絶滅危惧II類。とうぜん、集団で殺処分をするわけにはいかない。とは言っても、この集団内で感染が蔓延し、春に繁殖地に戻ってさらに蔓延させる、という最悪のシナリオもありえる。

ただ、大量死は見つかっていないとのこと。もしかすると、野生種は遺伝的多様性が高く、病気に対する耐性も色々とあるのかも知れない。しかし、家禽に感染すると(法律で?)殺処分になるはず。それだけは避けないとまずい。九州は今年、狂牛病で苦しんだばかりで、鳥インフルエンザも発生したら畜産業は大打撃となる。

新聞によると、感染個体の糞にウイルスが含まれており、それらが水を介して、他の個体に感染する可能性が高いそうだ。

気になる

ダンゴムシがわさわさと大量に集まっているところを見かけたことがある人は多い。しかし、なぜ、彼、彼女らは集まるのか?と疑問に思う人は少ない。

世の中には、このようなことが気になってしまう人がいるわけで、、、私もその一人なんですが。やはり先人がいて、武田直邦さんは、世界に先駆けて、ワラジムシ類の集合フェロモンを研究された。幸運にも日本語で書かれた総説があるので紹介。

陸生等脚類の集合フェロモン
武田直邦(1980)遺伝, 34, 67-74

1.フナムシ、ワラジムシ、オカダンゴムシをシャーレで飼育すると一カ所に集合して静止する。眼をラッカー(ペンキ)で塗っても同様に集合するので、集合と視覚はあまり関係ない。しかし、第2触角を切除したり、体表面をアルコールで洗浄すると集合しなくなる。このことから、集合には化学物質が関係していると考えられる。

2つの実験を行う。

2.シャーレ集合性実験。シャーレにW字型にしたろ紙を立てておき、一方に検定したい物質、もう一方に対照物質(水など)をしみ込ませ、ワラジムシ類の集合性をみる。

シャーレ


3.Y字選択実験。(実際はもう少し複雑)Y字型した筒の中の末端にワラジムシ類を入れ、一方から検定したい物質の匂い、もう一方から無臭のガスなどを流し、ワラジムシ類の誘因性を調べる。

わいじ


4.ワラジムシ類の糞を実験すると、集合性が高いことが分かり、糞の中に集合性を誘因する物質(集合フェロモン)が含まれることが分かった。

5.集合フェロモンの分泌組織を調べるため、ワラジムシ類の消化器官の様々な部位を対象に、2と3の実験をした結果、オカダンゴムシでは中~後部、ワラジムシでは中部、そして、フナムシでは後部で、集合性が認められた。これらの結果から、集合性フェロモンは、消化器官で分泌された後、糞とともに体外に排出されると考えられる(体表面からも少なからず出ているハズ)。

6.集合する進化的意義は? 単独よりも多くの個体でいる方が成長率が大きい(ただし、筆者は、これは集合した結果と考えている)。むしろ、(とくに実験はしていないが)集合することで水分蒸発を低下させ、乾燥に耐えられることが重要である、と考えている。

6’.武田(1982)で乾燥と集合性の実験をしている。フナムシでは、30~50%ぐらいで顕著に集合し、湿度が上がると集合しなくなる傾向にある。ワラジムシもまた、乾燥状態で集合するが、オカダンゴムシでは、60~70%ぐらいで最も集合し、乾燥、もしくは、高湿状態では、あまり集合しない。

この論文では、フェロモンの化学成分については、研究中となっている。その後、解明されたのかについては不明。これは重要で(でも文献調査をしていない、、、)、ワラジムシ類の糞や腸内には大量に微生物が生息していることが知れられているが、Zimmerの一連の研究で、ワラジムシ類は微生物の出す匂い物質にも反応することが示されている。したがって、集合物質が、ワラジムシ類自身が分泌したものなのか、それとも微生物由来なのか、それとも混じっているのか、などを注意する必要があるだろう。

分泌液でもう一つ面白いのが、武田(1982)に記述されている、ワラジムシ(Porcellio scaber)の防御物質の話。ワラジムシに刺激を与えると尾肢先端から粘着性の物質を出し、その物質を他個体に近づけると、逃げ出すそうだ。つまり、天敵に攻撃された個体が、この物質を分泌することにより、近くの仲間に危険を教えるということ。いわゆる警報フェロモン。福岡にはワラジムシがいないので、関東方面の方、実験をしてもらえると助かります。

この論文に加え、上記した武田(1982)、および、寺田(1981)は、ワラジムシ類の行動に興味があるなら必読文献である。容易な日本語で書かれており、安価装置の実験方法も紹介されているので、中学校などでの自主学習の良いテキストになると思う。

等脚類の行動ーワラジムシはなぜ集合するのかー
武田直邦(1982)植物防疫, 36, 370-376(28-34:ページが2つ記載してある)

ダンゴムシの行動ー土壌動物としての生態学的側面からー
寺田美奈子(1981)遺伝, 35, 13-19

RでNMDSの追記

学生に解析を教えるための勉強でかなり時間を使ってしまった。

調査地点47地点、出現種数11種のデータセットで、Rを使ってNMDSをしたところ、自動で値を変換し、結果、上手く解析ができなかった。

そこで、
> nmds<-metaMDS(animal, distance="bray", k=2, autotransform=FALSE)
としたら上手くいった。

並行して明日の授業の準備。そして、昼頃、学会のニューズレターの初稿が届いたので、著者に確認してもらうための連絡をした。今日は、PC作業で終わりか、と思ったが、どうしてもSEM撮影をしたくなった。熊本サンプルの6形態を撮影。あまり、良くない発見をしてしまった、、、困った。

昨日から急転、コシビロの整理に不安が募りつつある。しかし、種分類を整理しないことには、その先が見えてこないし、、、。これだけコシビロの種分類が難しいとなると、オカダンゴムシは本当に1種なんだろうかと、不安に思えてくる。どつぼにはまりそうなので、私はやらない。

クリスマスから豊田ホタルの里ミュージアムで、ダンゴムシとワラジムシ展が企画されている。イラストがかわいい。学芸員さんの自作だそうです。種名が整理されてないと、博物館とかでもなかなか展示してもらえないかも、、、。

いつから?

朝の集まりは予想通り無意味だった。

SEMの調子が悪いのは、やはり故障らしい。すぐには修理できず、使えそうなら使ってても良い(ど真ん中が撮影できない)、とのことなので、コシビロの撮影を継続。

とりあえず、こんな感じで分けていく。どうなるかは分からないが、、、。

分類

あと沖縄の大きな島では、宮古島のサンプルがない。来年、どうてしても調査に行きたい。とある助成金にコシビロネタで挑戦してみるか。

いわゆるコシビロダンゴムシとして認識されているのは、Venezillo属の種。しかし、Venezillo属の和名は、布村(1999)により、「カガホソコシビロダンゴムシ属」という覚えにくい名前が提唱されている。ちなみに科名はコシビロダンゴムシ科(Armadillidae)。

私としては、Venezillo属にコシビロダンゴムシ属を付けてくれた方が学会発表とかしやすいのに、と勝手に思っていた。

どうも、コシビロダンゴムシの多くは、Nunomura(1990)によって記載されたが、その際、全てSphaerillo属の種として記載され、その属名にコシビロダンゴムシ属を用い、その後、属がVenezilloに変更されたため、異なる属名を付けたみたい。

ちなみに、セグロコシビロダンゴムシは、岩本(1943)にて記載されたが、その際、Armadillo dorsalisとして記載され、和名は、セグロコシビロテマリムシとなっている。ちなみに、この論文では、Armadillididae(現在:オカダンゴムシ科)、および、Armadillidium(現在:オカダンゴムシ属)を、テマリムシ科、テマリムシ属と記している。Armadillidaeは、コシビロテマリムシ科となっているが、Armadilloの和名の記述はない。

、、、?いつから「ダンゴムシ」を使うようになったのだろう。キット記憶から抹消されるだろうけど、時間があったら調べてみます。

他にもLigidium属(現在:ヒメフナムシ属)はヤマフナムシ属となっている。

みえた?

午前中にちょっとだけ手伝い仕事をして、コシビロの瓶分け作業に入る。久米島と石垣島が終了。石垣島は雄が少ない。

西表島は卒論で瓶分けが終わっている、、、ハズ。沖縄島も3年生が終えてくれた。とりあえず、沖縄のサンプルは終了か。

SEMの調子が悪いのだが、コシビロの脚を撮影してみる。昨日、合成写真を作製した部位を違う角度から撮影している。左が福岡、右が石垣島のサンプル。

福岡石垣

これで、コシビロの整理が何となく先が見えてきた気がする。

昨夜のワンピース、事前情報が少な過ぎて、映画の世界観に入りきれず。前半の30分は、どれが主人公の仲間なのか分からなかった。全員、体が伸びるかと思ってたけど、1人だけだったのか。せっかくなので、単行本を買ってみた。体が伸びるのは生まれつきではなかったのか。

明日は、朝から、ほぼ無意味な集まりに参加する。

1番

プレパラート標本の観察が全て終わったので、プレパラート未作製サンプルの整理に取りかかる。まず、与那国のコシビロの瓶分けをしてみたけど、思ったより雄が採れていないことが判明。

繰り返し作業に飽きたところで、評判の深度合成写真の練習をしてみた。面白いくらいスゴい。ただ、透過性の高い画像では、威力は半減するのかも。やはり、脚の毛はSEMで撮影するしかなさそう。

深度

何気に今年もあと2週間。年末に来て、今年一番の映画に出会った。シーサイドモーテル。面白かった。シーサイドモーテルという名のモーテルを舞台にした、シチュエーションコメディー。この手の映画としては、キサラギ以来の出来だと思う。まだ、観ていないDVDが手元にいくつかあるけど、これをこえるような作品はあるだろうか。とりあえず、今夜の(異常に人気のある)ワンピースに期待。でも、手足が伸びるという知識しかないけど理解できるのだろうか?

さんかくとしかく

コシビロダンゴムシの分類を扱った図鑑に必ず出てくる「トウキョウコシビロダンゴムシは外肢が四角で、セグロコシビロダンゴムシは三角」という表徴。

実は、外肢の形態もなかなか微妙なものが多く、このような同定も難しい。ちなみに、横浜国大内で採取したコシビロダンゴムシの外肢はこんな感じ。ん~これは三角ということになるのだろう。

外肢

西表島にいた頃に調査したデータがまだ論文になっていない。とくに、生活史データはどうにか論文にしたいと思っていたが、上手く解析できず放置していた(種名も不安定だし)。しかし、昨日の帰り道、突然、解析の方向性が思い浮かんだ。

ということで、急遽、図を作ってみた。この図から2種の生活史が分かるのだが、これまでの報告とは結構違いがあって面白い結果。

生活史

お絵描き

今日は顕微鏡観察に時間を割けた。福岡、石垣島、熊本のコシビロを200サンプルほど観察。といっても大半が熊本のサンプル。

卒論の結果を参考にして、自分でも調べてみた。

脚

とりあえず、脚「だけ」を分けられるだけ分けてみたら、熊本だけで、9タイプになった。明らかに種内変異だろうと思われる変異もあるので、種がこんなに多い訳ではない。しかし、DNAの結果は、それなりに分けられることを示している。ちなみに、ササラダニは、脚の毛の配列が非常に安定的で、高次の分類に扱われる。それに比べて、コシビロは、、、。

また、昨日の福岡の分類の件。どうも、脚の毛の先端は基本的に分かれているみたい(微分干渉とかSEMで確認する必要があるけど)。ただ、福岡の2個体は、毛の先端以外にも違いがあるので、別種ではあるのだろう。

午後から3年生と一緒に、PCRと泳動をやってみる。初めての沖縄島のサンプル。綺麗なシングルバンドが確認できた。

お手上げ?

オーストリアのササラダニ研究の大御所からファンド不採択のメールが届いた。私のとある記載論文を読んでくれて、共同研究に誘ってくれた、、、といっても日本のサンプルを収集するだけだけど。日本で言えば、青木先生的な大御所だけど、それでも不採択なのか。

顕微鏡を研究室に再設置したので、本格的な観察を始める。

卒業研究で、少しずつコシビロの種分類の方向性が見えてきた。しかし、整理が終わるにはかなりの時間が必要で、その間にもっと良い方法が見つかるかも知れない。私と研究室の学生で悩んでいても終わりそうにないので、公開していくことにした。予想以上に多様化しているみたい。

例えば、福岡教育大構内で見つかったこの2個体。どうも別種らしい。DNAでも変異が見つかっている。

Venezillo_fuku_1.jpg
dorsalis_fuku.jpg

下が、恐らく、セグロコシビロダンゴムシ。といっても、それも当たっているか不明。セグロコシビロダンゴムシは、岩本(1943)にて記載されたが、記載論文だけでは種同定できない。タイプローカリティーが横浜ということなので、横国大のサンプルを調べた結果、どうも、下の個体が似ている、ということで、判断した。黒いコシビロダンゴムシはセグロコシビロダンゴムシと同定されている可能性が高いが、注意が必要。

さらに、体サイズに依存した形態変異が存在するとなると、、、。

ワラジムシ類を種レベルで扱った環境指標の教材化とか考えていたけど、現実的ではないだろう。教材化の方向性としては、どこまで大雑把に分類しても使えるのか、を検討するべきか。

トウヨウ

今日中に、ニューズレターと明日の授業の準備を終わらさなければ、と意気込んで大学に来たが、あっさりと午前中で終わった。

午後は会議に参加した後、昨日、散らかしたままのサンプルを整理。このままの勢いで、大学で採集したサンプルを整理してしまおう、、、と思ったが、そうはいかない。

トウヨウワラジムシが難しい。まず、昨日、ヤマトサトワラジムシとした種だけど、サイズでかなり形態が変異するみたい。特に、第1外肢の湾入と第7脚の膨らみ。布村(1999)では別種としているレベル。飼育とDNAを調べれば解決するだろう、、、多分、やらないけど。

雌しか見つかっていないが、明らかに別種と分かったトウヨウワラジムシ科の一種。採集場所の記録がない(大学構内ではある)が、多分、二次林内だったと思う。単体で見ると違いが分からないが、ヤマトと比較すると、頭部の突出部がこっちの方が明瞭なので、区別できる。雌同士でも比較しているので、性的二型(雌雄の形態差)ではないことは確か。

トウヨウ

上にも書いたように、サイズによって形態の変異が大きいとなると、ワラジムシの分類はかなり厄介なことになる。昆虫やダニと違って、ワラジムシは二次性徴が形成された後も、死ぬまで大きくなり続けるので。種分類をする際には、サンプル数を多く見ることが必須だろう。飼育ができるとベストだろうけど、なかなか大変。このような場合、DNAデータがかなりの威力を発揮するハズ。

うらやましい

今日は、溜めてしまったパソコン業務を終えてしまう予定だったが、サソリモドキを研究している卒業生が相談に来て、せっかくなので予備解析をしたところ、かなり面白い結果が出た。羨ましい、、、と思っていたら、自分も実験がしたくなってしまった。

ということで、予定を変更し、完全に滞っていたワラジムシHPを更新することに。大幅リニューアルしたいが、その余裕はない。というよりも、知識がない。もう少しデータ収集と勉強をしてから、使えるHPにしていきます。画像がかなりショボイので、画像処理も勉強します。

まずは、大学構内で大量に見つけることが出来る種。生息環境は、オカダンゴムシと似ている。昨年の卒業研究で形態の面白い発見があり、今年、生態も面白いことが分かった。解剖の結果、ヤマトサトワラジムシであることが分かった。第1内肢の湾入部が特徴的。

サト

大学の二次林で見つけることが出来る種。チョウセンヒメフナムシ。島根県より以西に分布。その以東には、ニホンヒメフナムシが分布する。第2内肢先端の大きなトゲ?が特徴。

チョウセン

奄美大島以内に分布するヒメフナムシで、リュウキュウヒメフナムシ。第2内肢の形態で分けることができる。ワラジムシHPのSEM写真では分かりにくいが、実体顕微鏡や生物顕微鏡でみると違いは明瞭。

リュウキュウ

この画像でもヒメフナムシは第1触角が見える。この大きな第1触角は、他の陸生種よりも祖先的であることを示唆させる。海産性の甲殻類は、第1触角が大きいので。

いつになったらコシビロがこんな風に整理できるのだろうか、、、。

とある学生から嬉しい報告があった。あともう少し。

博物館訪問はとても勉強になった。面積は小さいが、内容はとても豊富だった。

大量に観察テキストをもらった(活動の活発さに驚いた)。噂で聞いていたザトウムシ編だけでなく、どれもとても勉強になった。昆虫のからだ、の解体図はとても良いと思った。学生実習に取り入れたい。

テキスト

博物館は下関の豊田というところにあるだが、実は、ここはジュラ紀のアンモナイト化石のアジア屈指の産出地だそうだ。全く知らなかった。化石というと秋吉台が有名かと思ったけど、化石の年代が全く異なり、秋吉台の方が古いとのこと。

他にも、Shadeというソフトで面白いことができることや、微小サンプル管など、色々と勉強になった。

訪ねられて答えられなかったのが、ワラジムシの眼が複眼か単眼か、について。複眼のようだけど、それにしては、1個1個の眼がハッキリと区別されていて、単眼みたい、と。全く疑問に思ったこともなかった。

ということで、調べてみたところ、やはり、個眼が集まった複眼が正しいみたい。複眼にもいくつかの種類があるということも分かったが、ワラジムシがどれなのかについては、調べきれていない。ちなみに、ワラジムシのFAを扱った論文(Vilisics et al. 2005)で、眼をocelli(単眼)としているが、記載論文などでは、ommatidia(個眼)を使用している。ommatidiaが正しいと思われる。

形態をもっと観察しなければならないと痛感した。

いも

3年生にDNA抽出を教えてみる。手際が良くて安心。成功しているのかは分からないが、、、。サンプル数は、科研費次第という厄介な状況。

やりたいコトが沢山あって、何をして良いのか分からなくなってしまった。ナゼか八重山のサンプル処理という、あまり急用ではない作業をやってしまう。

途中、ヤモリ用のバッタ取りに行くが、全くいない。マズい。とりあえず、ダンゴムシを入れてみるが、食べる様子が全くない。

他の研究室の先生に不思議な形をした山芋をもらった。実家では、元旦の日に山芋を食べる習慣があった。茨城の習慣ではないと思う。親の出身地である長野の習慣なんだろうか。

山芋

冷静に考え、他の人に迷惑がかかる学会のニューズレターの編集が優先事項だろうと気づく。ということで、第1番を完成。土日に読み直して、週明けに印刷所に送る予定。年内に発送してしまいたい。

明日は、下関の博物館に遊びに行く。

あとは、、、

中学生向けの実験が終わった。これで今年は、自分の論文の直しと卒論に集中できるか。

迷路

卒論の手伝いをしてみて分かったが、コシビロの分類がかなり難しい。少しずつ先に進んでいる気はするが、、、。

ホント?

昨日、今日とバタバタしている。明日、中学生向けの実験が終われば落ち着くか。

とりあえず、気になったのでメモ。

中学生向けの実験の準備にともない、高校の生物の教科書(三省堂 高等学校生物I)を読んでいたら、「動物の行動のしくみ」の単元に以下のような記述があった。

オカダンゴムシは、空腹のときは明るい方向に向かって直進する。

本当か?近いうちに実験してみる。

顔写真

中学生用実験の準備を進める。学生がダンゴムシ採りと迷路作りをしてくれている間に、導入部のスライドを作成。

ダンゴムシがエビやカニの仲間であることを示すため、触角が2対あることを説明する。

顔
オカダンゴムシの顔の正面写真。

第1触角
拡大。穴は第2触角を抜いた痕。右が第1触角。

写真用に解剖していたら、外骨格だけがスルッと外れた。初めての出来事で少しビビった。

外骨格
外骨格自体は透明。

皮膚
外骨格の下に付着している皮膚(みたいなもの)。これが模様に見えている。

重要書類はとりあえず、下書きが終了。

大学生向け授業(50%)、中学生向け実験(80%)、重要書類(75%)、といった感じか。明日は、会議と集会があるが、、、。マズい。

体調は良化傾向にあるものの、完治はせず。喉と鼻に症状があり、熱、下痢、嘔吐はなし。咳はごくたまに出るが、ただ、むせているだけかも。夜になると(ただでさえ少ない)食欲が減退する。ここ数日で2キロ近く減。軽度の症状が、長く続くのは、先日、大学院生に聞いたのと同じ。今年の特徴か。

飼育実験のため、大学に来てみたが、フワフワしている(寝過ぎが原因かも)。

実験開始から5日目、食べられる落葉と食べられない落葉の差が顕著にみられる。

落葉

実験に用いているコシビロ。同じ種類だけど、頭とお尻がオレンジ変色型(上)と頭のみオレンジ変色型(下)がいる。

コシ1
コシ2
背中の白色点は、飼育培地の破片。

こちらはBurmoniscus ocellatus(sensu Kwon and Jeon, 1993)。この学名の扱いは色々と問題があるので注意が必要。もうじき投稿できると思います。

bur.jpg
全身オレンジ変色型と頭のみオレンジ変色型。

ちなみに、全身黒色型もいるので、やはり、オレンジは元々の色ではなく、変色と考えるのが妥当だと思う。原因は不明。とりあえず、ウイルス説を検討してみる予定。

授業の準備と重要な書類書きをしなければならないが、頭がボーっとしている。ラクビー早明戦とJCDもあるし、早々に帰ることに。一応、PCを持って帰ってみるか。

JCDには、ヴァーミリアンとキングスエンブレムが出走するが、この2頭は兄弟である。ちなみに、競馬の兄弟(姉妹)は、母親が同じときにだけ用いられ、父親のみが同じ場合は、兄弟(姉妹)とは呼ばない。なぜなら、数が多いから。父親と母親が同じ場合は、全弟(全兄)と言い、母親のみが同じ場合は、半弟(半兄)と言う。この2頭は、父親が異なるので、半弟と半兄の関係になる。

むずむず

マスクを付けて寝たせいか、若干のどの痛みがひいた。しかし、鼻がムズムズ。

書類書きに苦戦して一日が終了。夕方、キーエンスのマイクロスコープの実演をして頂いた。買えないけど。ただただスゴかった。

八重山の思い出。サソリモドキは林縁や道路沿いで探すのだが、そのような環境にはチョウが沢山飛んでいた。

カラス
ヤエヤマカラスアゲハかな。

アサギ
アサギマダラだと思う。

ばたばたと

朝から喉が痛い。頭も痛いし、風邪か、、、。

来週、中学生向けの授業を行うので、先生方と打ち合わせ。化学の先生がパソコンとか、スターラーとか、色々、準備されていて少しビビる。私は、画用紙と発砲スチロールで作った迷路とダンゴムシのみ。

言葉で説明するよりも、実践した方が理解しやすいだろうと思い、実践してみる。いわゆる交替性転向反応実験。先生方も面白がってくれて、これで良いでしょう、とのこと。問題は、室温をかなり上げないと、ダンゴムシの動きが悪いこと。行動の実験は、動かない、という最悪の事態がありえるので。

急遽、なかなか大規模な書類を提出しなければならなくなった。来週から、講義も始まるし、ここで体調を悪化させるわけにはいかない。

八重山の思い出。与那国島にいる日本在来の小型の馬。放し飼いになっているので、触ろうと思えば、触ることも出来る。ポニーって、小さい馬の総称なのか。品種かと思ってた。与那国馬はポニーだそうです。

馬
睡眠中の子馬。

石垣島で見つけたコシビロダンゴムシの親子。出産直後なのか、出産した後、しばらくは同所的に暮らすのかは不明。子ダンゴムシを見ることは良くあるが、このように、親の周辺に集まっている光景はあまりみない。

ダンゴムシ

スケルトン

大学院の授業の一環で作製していた透明標本がやっと完成した。

作成中
留守中に学生が撮影してくれた。完成間近の状態。

カエル
カエル。

魚
魚。

初めての挑戦だったけど上手くできたと思う。学校の授業などで使用したい方には、無料で差し上げますので、連絡を下さい。次は、ヘビに挑戦する予定。

八重山の思い出。アリ(オオハリアリ?)によるシロアリの捕食。シロアリのコロニーにアリが数匹襲撃していた。こちらから動画が観られます。

アリ
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード