FC2ブログ

雲仙

時折、強く雪が降る。車で来たので、積もらないで欲しい。

長崎調査では、最大の目的だった茂木で、あっさり採集に成功したので、どうしても行ってみたかった、雲仙岳に行くことにした。

現在、霧島の新燃岳が噴火しているが、私はむしろ、こちらの噴火の方が印象が強い。あとは、三宅島か。あまり、詳しいことは知らなかったが、雲仙岳というのは三峰の総称で、この写真の山は、この三峰に含まれない平成新山である。この山が一番高い。

平成新山

今から約20年ほど前に大規模な噴火があり、その斜面は火砕流や土石流で削りとられた。少しずつ植生が回復しているな、と思ったら、ヘリコプターで種子を散布しているみたい。早急に植生を回復させ、土壌を安定させるのが目的なのだろう。

ヘリ


現在も周辺は立入り禁止。ということで、近くの展望台付近でワラジムシ類探しをしてみる。分散力の大きな種が定着するだろう、という考え。予想どおり、オカダンゴムシとヤマトサトワラジムシのみが見つかった。ただ、標高が500mを超えているので、コシビロには寒いのかも。

サト

路肩に鳥の遺体を発見。図鑑で調べた感じだと、ジョウビタキの雄かな?道路を横切ろうとして車にぶつかったのだろう。まだ、綺麗な状態だったので、確保。

ジョウビタキ
スポンサーサイト



最後ですが

朝、守衛さんと話していたら、鳥の遺体を見つけた。メジロか。車道に落ちていたので、このままだときっと轢かれるだろうと思い、いつものように研究室の冷凍庫に保管。まさか、鳥インフルエンザではないだろうな、と思いつつ、素手では触らず、アルコール消毒(無意味か?)もしておく。

メジロ

コシビロ解剖、標本番号650まで無事に終了。封入液(ホイヤー氏液)、本を読み返したら、数日放置、と書いてあった。不純物が堆積すればOKみたい。石垣島サンプルの整理も終了。標本番号700を超えた。解剖はすぐにできそうにないけど。

合間に卒論の指導をする。本学の学生は、大晦日帰省がはやりらしい(n=2)。

今年最後の日、ササラダニの研究者Ritva博士からササラダニ研究者に一斉メール。

フィンランドのレッドリストにササラダニも掲載されましたよ、とのこと。最初みたとき、Finnish(フィンランドの)をFinish(終わり)と勘違いし、絶滅した種のリスト?と思った。

早速、読んでみた。フィンランドから328種のササラダニが報告されているが、このうち211種がLeast Concern(LC)、117種がNot Evaluated(NE)に該当したとのこと。

Least Concern(LC)は、「軽度懸念」と訳されており
、とりあえずは絶滅の心配はないでしょう、ということらしい。Not Evaluated(NE)は、「未評価」と訳され、そのまま、絶滅の危険性を評価できない。Data Deficient(DD)、「情報不足」との違いが良く分からない。

種分類がどんどん変化する分類群で他の動物と同様に絶滅リスクを評価をするのは難しいけど、ササラダニの保全に関して一歩前進ですね、と追記してありました。

ちなみに、日本のレッドデータブックを見てみると、ササラダニは1種、アシュウタマゴダニが情報不足(DD)として記載されている。他のダニでは、トキウモウダニが野生絶滅として掲載されている。名前から推測されるように、絶滅種トキに寄生するダニ。特定の種に寄生するダニは、宿主が絶滅したら絶滅してしまう。

陸生ワラジムシ類では、ホンドワラジムシが絶滅危惧II類として掲載されている。タイプローカリティーの岩手県の龍泉洞からしか知られていなかったが、洞窟の観光化にともない、洞窟の環境が激変し、絶滅の可能性が高くなったそうだ。

土壌動物は、種レベルでみると絶滅の可能性が低いかもしれないが、移動性が低いので、遺伝的分化が著しい種が多いはず。遺伝的多様性の保全を考えると、かなりの集団が保全対象になるかと、、、。そのためにも、論文、論文。

むずむず

マスクを付けて寝たせいか、若干のどの痛みがひいた。しかし、鼻がムズムズ。

書類書きに苦戦して一日が終了。夕方、キーエンスのマイクロスコープの実演をして頂いた。買えないけど。ただただスゴかった。

八重山の思い出。サソリモドキは林縁や道路沿いで探すのだが、そのような環境にはチョウが沢山飛んでいた。

カラス
ヤエヤマカラスアゲハかな。

アサギ
アサギマダラだと思う。

4日目

昨日、西表島で採集したマングローブの樹皮を、100均で見つけた小型のザル・ボールセットに入れてみた。乾燥と光を嫌がるササラダニはザルの網目を通って、ボールに落下するだろう、、、。

方法

一晩放置しておいたら、期待していたササラダニが数個体採集できた。この種、私の同定が正しければ、属レベルで北半球初報告の可能性がある。

toto.jpg

今日は、雨が降ったり止んだりの一日。カッパを着ながらの調査。

5地点で調査をするが、コシビロはあまり見つからず。どうしたものか。うち1地点でサソリモドキを採集。

林内でヤモリを発見。福岡では、ヤモリを林内で見ることはない。ホオグロヤモリミナミヤモリのようだ。

ミナミヤモリ

白いゴキブリを発見。白いゴキブリは、数年前にも石垣島で見たことがあった。その時は、アルビノかも、と思って持ち帰って飼育したが、気付いた時には色が付いてた。脱皮直後だと思う。

ゴキブリ

ウサギも発見。当然、野生種ではない。飼育個体が逃げ出したものと思われる。あまり良い状況ではない。変な評判にならないと良いが。

うさぎ

石垣島調査は今日で終わり。今回の調査は、明日からが本番。日本最西端の島、与那国島に移動。

防除できないですが

上甑島の畑で見つけた綺麗なチョウ。

チョウ

サソリモドキを教えてくれたおじさんが、「このチョウ、あの木を食べちゃうんだよ」と、、、。

イヌマキ

どこかで聞き覚えのある会話。宝島の宿だ。チョウの名前は、キオビエダシャク。エダシャクなので、分類学的には蛾になるのかな。イヌマキを摂食し、近年、北上し、鹿児島ではイヌマキがかなりの被害を受けているのだとか。
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード