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標本

締切間近書類を一つ仕上げる。学会のニューズレターもとりあえず完成させ、印刷業者に送る。

嬉しいような、嬉しくないような連絡が届く。確実に言えることは、提出書類が増えた。

先日書いたように、長崎のタテジマだと思う個体に、とても厄介な形態を発見してしまったので、すぐにでも解剖して、DNAを調べたところ。

しかし、私が専門にしているBurmoniscusとコシビロは、1個体ずつ瓶に入れ、通し番号を付って管理しており、コシビロについては、現在、卒論で扱った西表島の標本を整理中なので、すぐには長崎の標本に番号を付ることができない。とりあえず、標本番号990まで解剖が終わったが、学生の話しによると最終的には1500ぐらいになるとか。

標本
こんな感じで管理している。veはコシビロの意味で、この標本の後ろにBurmoniscusの標本瓶が2000本以上ある。

長崎の解剖が始められるのは来週以降になりそう。

ちなみに、西表島のサンプルはコシビロだけではない。素晴らしい標本コレクションだと思うので、できるだけ早く種レベルで解析して、論文にしたい。
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茂木

ざっと標本を整理してみた。とても心配していた雄もちゃんと取れていた。これでタテジマコシビロダンゴムシは片付くだろうと思っていたが、、、実体顕微鏡レベルだけど、予想外の形態を見つけた。

2種混じっているのか?となると、話しはかなり厄介なことになる。検討しなければならない要素があり、それで説明ができるなら良いが。

長崎市茂木。港町でした。

町

タテジマコシビロダンゴムシは、コシビロダンゴムシ科だけど、撹乱環境に生息する。今回の調査でもオカダンゴムシと一緒に見つかった。

今回は2カ所で見つけたけど、どちらも道路沿いのリター溜まり。

調査地2
調査地番号Naga_2

調査地1
調査地番号Naga_3

色彩にかなり変異がある。これは種内変異だと思うけど、検討の必要がある。よく見るのは白っぽいけど、今回の調査地では、結構、黒っぽいのが多かった。

タテ1
写真が反対ではなく、石にしがみついている。

タテ3

同じ場所にコシビロがもう一種。これはタテジマとは異なる種で、今年の卒論で、撹乱環境に生息するタイプ、と考えられた種だと思う。熊本と鹿児島では普通。

コシ1

トラップ

今日は実験をしないと心に誓い、放置業務に手を出す。途中、3年生にDNAデータの扱い方を終えたり、会議に3時間ほどトラップされたり。

放置業務の一つに、学会のニューズレターの編集があった。せっかくなので、自分でも記事を書くことにした。卒論ネタのワラジムシ類の第1胸節にみられる性的二型ついて。SEM写真は昨日、撮っておいた。

左が雄で右が雌。上から、クマワラジムシ、ヤマトサトワラジムシ、オカダンゴムシ、セグロコシビロダンゴムシ、そして、チョウセンヒメフナムシである。

脚

詳しい内容は、来月?に発刊される予定の日本土壌動物学会のニューズレター「どろのむし通信」にて。

セグロ、決着

今年度、最後の授業(試験)を終える。これで、晴れて自由の身、、、ワンピースに自由の実が出るかな?

いくつかやるべきことがあるが、完全に放置しSEM撮影に集中、、、するつもりが、いきなり、SEMの調子が悪くなる。昨日の修理とは関係がない。どうにか、午後に復活したので、じりじりと進める。

とりあえず、セグロコシビロダンゴムシの暫定版を作製。図鑑では、第1腹肢外肢の形態が同定形質として記載されることが多いが、第1胸節の毛の方が簡単ですよ、、、というもの。少なくとも九州では、類似の形態をもつ種はいないので、とても使い勝手が良いはず。ただ、成長にともなう数の変異があるので、その辺りは今度調べる必要がある。また、性的二型があるので雌では同定できない。

脚

暫定版としているのは、腹肢や尾部の形態を今後を載せる必要があるため。それにしても、写真が下手だな。

残念ながら背中が黒いから、セグロコシビロダンゴムシ、とはいきません。

シークエンスの結果が帰ってきた。鹿児島の厄介な種がどうにか読めた。九州産コシビロの解明に微妙に近づいた。

キレイ好き

残念ながらとある助成金から不採択の連絡が届く。連敗が続く。

学生が撮影したクマワラジムシ雄の第1胸脚のSEM写真。矢印のところがやや凹んで毛が密生しているのが分かる。

第1胸脚_クマワラジムシ

拡大するとこんな感じ。ここで触角を拭いてキレイにする。大半の種で同様の構造が見られる。

腕節_クマワラジムシ
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